旋盤のX軸雌ネジの製作依頼が入りました。
Φ34のピッチ5
多分、雄ネジもつくらないといけませんが、先ずは雌ネジから
Φ85mm真鍮素材からの削り出しになります。
以前にも製作しているネジなので現物の寸法を測りながら作ります。
弓鋸で材料を切断したらフライス盤へ
フライス加工が終わればケガキ入れて・
耐久性を上げるべくネジはギリギリ長く作ります。
元々は75mmですが頻繁にダメになってしまうので現在は100mm
かなり高負荷をかけて削っているようです。
ケガキを狙い位置出ししたらΦ28ドリルの後ボーリングバーで残りを切削
ネジ切りにかかります。
雌ねじの全長が100mmもあるので刃物がギリギリです。
逆ネジなのでブツケる可能性が低いので助かります。
以前、正ネジを切っていた時に操作レバーのグリップが外れて逆転をかけられず激突させた事があります。(焦りました)
ネジを切る時は操作レバーの状態と刃物台の状態をしっかり確認するようにしています。
雄ねじを入れてみて確認。
どうやら内径が小さくなった?
カエリが出たのかキツイ・・・。
0カットを行うとゴリゴリ音とともに削れました。
雄ねじがスムーズに入るようになったので残りの加工
キー加工と給油穴の加工で完成。
取り付け穴加工は現物合わせで行います。