横型マシニング2台の修理依頼が入りました。
今日は自分と部長のコンビで現場へ向かいました。
1台目はテレスコピックカバー裏にあるパンタグラフの骨折。
パンタの下側で折れているので主軸を上げていくとテレスコカバーに隙間が出てきます。
変形も見受けられるので一旦取り外します。
予備部品があったので2人で両サイドから攻め込みコチラの機械はサクサクっと終了。
問題のもう1台に取り掛かります。
切削水漏れと、潤滑グリスの減りが早いって症状
機械下から覗くと白い切削水の漏れがハッキリと目視できます。
機械上のカバーを外し切削水漏れはホースニップルの増し締めで完了したのですが・問題のグリス漏れをその更に奥で発見
機械の下へ潜り込まないといけない場所・機械本体とパレットマガジンの間です。
切削水漏れから近い場所なので床はビチョビチョ・・・
機械横の、ここから潜り込んでパレットチェンジする場所の下まで這っていかなくてはなりません。
グリス給油のホースが裂けてグリスが山盛りになってました。
ホースを辿るとZ軸テーブルに繋がってます。
この場所へ入るには体格制限があるので部長は入れません(笑)
部長に道具渡ししてもらいながらなんとかホースを外しに掛かります。
配線の分配器の裏側で裂けているので線と油圧ホースとでごちゃごちゃ・・・。
山盛りのグリスを除けて強制給油してみると・モコモコと出てきました。
このホースで間違いありません。ヤレヤレ~
なんとか座れる程度の隙間での作業はキツイ!
外れました~
腹筋が二回引きつりました・・・。
この場所からの漏れでZ軸のボールネジとリニアガイドにグリスが届かずカラカラになっていました。
近所に高圧ホースを作ってくれる会社があったので助かりました。
取り付け、エア抜きして完成~
この機械って機内にコンベアが無く水流でキリ粉を流しだすタイプ
真ん中の溝は滝のようです。
多少の切削水の飛び散り漏れは仕方ない部分か・?