内面研削盤のスピンドルベアリングの交換依頼が入りました。
以前にも交換した事があるのですが、すっかり交換のやり方を忘れてしまっていたので整備手帳として書き残しておこうかと・
スピンドルは数個あり定期的にベアリング交換の依頼が入るので今回はちゃんとした専用工具を製作して直ぐ対応できるように準備しておこうと思います。
ここに修理方法を残しておけば自分だけじゃなくスタッフの誰もが対応可能になるかと・
ベルトプーリーはテーパーの嵌まり込みとなっているので注意が必要
先ずフランジのボルト4本を外しますが、このフランジには向きがあるので(排気孔)先にマーカーで印を打っておきます。
スピンドル本体の真ん中にある給油孔とは180度ずれた方向に排気孔がくるように・
次にスピンドルが回らないように17のスパナをかけて、製作した専用工具のレンチで内部のフランジを緩めます。
このフランジは逆ネジなので注意。
プーリー側が外れたら今度はH鋼にスパナを溶接取り付けした専用治具にセットして砥石側のスピンドルに締め付けられているフランジを緩めます。
コレは外し方の失敗例
ケース側のフランジを先に緩めるとベアリングを外すのは面倒
分解完了~
赤矢印が逆ネジ、青矢印が正ネジの箇所
内部にはベアリングを押しているスプリングがあるので落とさないように・
ベアリングには組付け方向があるので注意が必要。矢印のようなケガキがアウターレースにあり全部外向きになるよう組付けになります。
納期が掛かるベアリングなので一先ず保留。
では・次の工事で必要な加工をします。
75x50のアングルを作ります。
ネット検索では75x50のアングルは規格であるようなのですが、近所の鋼材屋さんには無かったので仕方なく75x75のアングルを購入
長さ75x50x1500の不等辺アングルを作りました。
ポンと乗せて切ってるようですが、ここまでの道のりは長かった・・・。
上下方向のY軸が嘘つきだったので古いY軸とZ軸のスケール交換してカウンターの台も製作
スケール取り付けのブラケット製作、取り付けで1日掛かってます。
丸鋸に付けるメタルソーをミ―リングチャックで掴めるようアタッチメント製作
前段取りに時間が掛かりましたが加工は一瞬・・・。