【技師長ブログ】工作機械修理・円筒研磨機

投稿日:2022年02月18日

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円筒研磨機の修理依頼が入りました。

症状としては研磨送りが溜め送りとなってしまう。

油圧メーターの針も溜め送りの影響でピコピコと不安定な動き・

まさか・・・!?

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はい。

そのまさか・でした。

摺動面に油が出てきていません。

研磨機なので常に油が回ってないといけないのに、カラッカラです。

さてと・

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この会社には天井クレーンが無いのでまたもや組立て式パイプクレーンの出番です。

シリンダーロッドを外したらテーブルを持ち上げます。

先ずはポートパワーで少し持ち上げてリン木を入れスリングが入れば巻いてチェンブロックでガリガリと・

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摺動面のオイル通路は・・・

孔が完全に塞がってました。

かなり奥までゴミで塞がっていたのでドリルでホジホジして取り除きました。

で・電源入れて油が出るかの確認ですが・

出ません。。。

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油圧系統を確認。

油圧ユニットに付いているレギュレターかと思いきや、ここはちゃんと出ているようです。

取り扱い説明書を見てみると他にも調圧している所があるはずですが分かりません。

機械本体の中のようです。

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しばし探しまくり・・・砥石回転のモーターの下にありました。

鉄板の蓋の裏に付いてました。

では・

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分解清掃します。

ヘドロが詰まっていました。

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電源入れると・

やっと出てきました。

これで復旧できます。

テーブル側の摺動面にターカイトを貼り付けているので大事には至らなかったようです。

組付けて試運転!

溜め送りは無くなりました。

手動ハンドル操作も軽くなりました。ヤレヤレ~

 

後日、油が出すぎて漏れとなってしまい再調整を行いましたとさ・

 

2022年2月18日現在の機械修理、機械移設、装置製作の依頼完了総数3900件