【技師長ブログ】装置修理・ターニングロール

投稿日:2022年08月10日

ターニングロールの修理依頼が入りました。

症状は異音がする。

試運転してみると・・・

ギギギ!と変な音が出ます。

では分解。

 

・・・油が入っていません。

バールでコネるとベアリングにガタつきがあります。

更に分解!

 

ベアリングが完全に終了しています。

一応、反対側も前蓋を外してみました。

こちらは水と油が出てきましたが、ベアリングにガタはないので掃除とギヤオイルの交換だけにしときます。

 

ベアリングとオイルシールの在庫確認をしてみると在庫アリで即納でした。

アクサクっと組付け

 

分解、清掃、組付け、給油、試運転を行い完成!と・思いきや翌日に油漏れ・・・

減速機の駆動軸から漏れています。

原因はアレしかありません。

オイルシールが当たる部分の腐りですね。

少々手入れした程度ではダメだったみたいです。

オイル潤滑を取り止めてグリス潤滑に変更します。

 

ついでに給油口の蓋も変更します。

ゴムキャップに孔を開けただけの物でしたが・

水が入っていたので、その対策品を製作。

ツバ付きとし空気孔を横向きに変更してギヤボックス内へ水が入らないようにしました。

これにて完成~

 

2022年8月10日現在の機械修理、機械移設、装置製作の依頼完了総数4145件