いよいよ油圧装置とのリンク
ソレノイドバルブと圧力スイッチ、油圧ユニットに配線を接続。
シリンダーを接続して試運転!
んが・・・・!!?
全くもって?まるでダメ!?
動きが変です。┐(´∀`)┌
シリンダーがストロークエンドまで動く前にタイマーが動作してしまいます。
圧力スイッチの設定を変更してもダメ。オリフィス作って入れてもダメ・・・。
よくよく調べてみると・
モジュラーバルブは油圧の行き側を調整している訳ではなく帰り側を調整しているのでシリンダーの両方に油圧が掛かっているのが原因?
ストローク速度調整の為にモジュラーバルブは必要不可欠なので外す訳にはいきません。
色々と考えた結果モジュラーバルブの手前、ソレノイドの直ぐ後ろに圧力スイッチを移動してみます・
それには・・・!
ブロックを新規に製作しないといけません。
まあ、買ってもいいのですが注文して納品されるまでの時間が惜しいし、なんとか早期に対策しないと装置が納期に間に合いそうにありません。
材料切り出し➡フライス盤加工➡ラジアルボール盤加工➡研磨
出来たので取り付けて圧力スイッチを移動
圧力スイッチ保護の為にスイッチへの油圧通路はΦ2mm
で・試運転!
これまた・・・まるでダメ・
更に悪くなっています。Σ( ̄ロ ̄lll)
圧力スイッチを元の場所へ戻して圧力スイッチがあった場所にメーターを設置してモジュラーバルブの後方へ取り付け・
これで原因となっている犯人を見つけます。
原因が判明しました。
シリンダー動作中は両方に圧力が掛かり僅かに強い方が押す感じでの動作
ストロークエンドで片方の圧力が0Mpaの時、反対側が7Mpaとなってました。
動作中は加圧側が6Mpaの時、反対側は5Mpaぐらいです。
やはりモジュラーバルブが作動油の帰り側を絞っての調整となっているからシリンダーに掛かる左右の圧力差があまり無い事が起因しています。
これではやたらめったらとタイマーが動作してしまうのも頷ける・・・。
圧力が上がって圧力スイッチが検知してからの動作ではなくストロークエンドで圧力が0Mpaとなった側を検知してタイマー始動としなくてはいけませんでした。
自分が思っていた動作とは逆です。
またもや回路変更です。
多少の変更だったので助かりました。
油圧機器に強い人なら、当たり前やん・って言うかもしれませんが・・・
まあ、日々勉強です。
さてさて回路を変更して圧力スイッチの設定圧を下げると・
今度こそバッチリ!!(*^▽^*)
テストを終えたシリンダー内部の油を抜く為のバルブを取付けて完成です。
長時間の試運転、動作に問題ありません。(*^^)v
ストロークエンドでちゃんとタイマーがカウントダウンを始めます。
速度調整も思いのままです。
┐(´д`)┌ヤレヤレ~長かった~
途中、出張修理に出ながらなので時間が掛かりましたが無事に完成しました。
2022年9月15日現在の機械修理、機械移設、装置製作の依頼完了総数4230件