我が社の大型フライス盤のメンテナンスをしておきます。
大きな部品加工の際に活躍してくれている重要な機械なのでメンテナンスもしっかりやっておこうかと・
今日は直流モーターのブラシ確認
いきなり問題発生!
作業車が全て出払っているのでディープソケットがありません・・・
スパナでチビチビ緩めてもいいのですが、道具を作りました。
M12のキャップボルトを旋盤加工してナットを溶接
即席のディープソケット完成~
これでブラシへのアクセスが簡単になりました。
ではブラシを見ていきます。
Z軸のモーターのブラシを確認。
残量は十分ですが油が回ってきています。
ギヤボックスの油のようです。
次回のお題ができました・・・。
コイツはエアブロー後にパーツクリーナーでブラシ付近の油を流し落として暫し乾燥させときます。
パーツクリーナーはガソリンと同じ位、危険な可燃物なので注意です。
ちなみに我が家ではムカデの殺虫剤として使ってます瞬殺なので助かっています。
お次はY軸のモーター
なんと・カウンターウェイトの下にありました。
ブラシの残量確認したらエアブローして終わり。
問題はX軸
大量のカーボン粉が出てきました。
ブラシも少ないようです。
使用頻度、移動量的に他の軸の倍ぐらい使っているので仕方ない部分です。
ではでは外してみます。
残量がやけに少ない物に配線が千切れかけた物が出てきました。
少ないのでZ軸のブラシと振り替えようかとも思い外してきてましたが、制御盤の中に新品のブラシがあったので新品に交換します。
交換完了で試運転
不安要素が無くなったのでこれで安心して使えます。
2022年12月1日現在の機械修理、機械移設、装置製作の依頼完了総数4330件