新年あけましておめでとうございます。
新年早々から修理仕事が山盛りで更新できないでいました。
先ずは年末にベアリング交換したNC旋盤のサーボモーター
200Kgはあろうか?と思われるモーターでクレーンのない現場でしたが無事に取付けできました。
音と振動が出ていましたが、とても静かちゃんになってくれました。
ではお次。
横中ぐり盤の異音修理です。
モーターからの第1軸からの異音でプーリーもフラフラと回転していました。
!?プーリーの内部にシム?
世界一のバリスタが出てきました。(笑)
プーリーの内径はかなり大きくなっているようで、シャフトも痩せています。
なんとも残念なベアリングも登場~
潤滑油が回っている箇所のベアリングがなぜこんな事になったかと言うと、プーリーのガタを抑える為にプーリーを挟むような改造を施されていた為にベアリングにスラスト荷重が掛かっていたからです。
ではでは・今回は捻りを入れた改造修理をしてみましょうか・
シャフトの痩せとキー溝の過大は新人に任せて溶接にて肉盛り
プーリー内径に4度のテーパー加工
同じく4度のテーパー加工したフランジを製作してキーの逃げ加工
要するにシュパンリング的な構造として結束力を上げようかと
プーリー内径にブッシュを打ち込んでキー溝加工するよりも早く直るかと・
素材は硬いSCM材を使用して喰い付き易いような加工を施して・
因みに2カ所ボルトを軽く締めこんでみたら・・・
喰らい付いて抜けなくなりました~
まあ、取外し用に4か所タップ切ってるので押しボルトを入れて締めこめば抜けます。
次はオイルシールが接触しているカラー
80μほど内径が大きいのでシャフトと一緒に回らないといけないのにオイルシール側にくっついて回りません。
これではオイルシールを入れててもシャフトとカラーの隙間から油が漏れくるのでこれもSCM材で新規に製作。
当り面が凹んでいたので溶接修理したのですが無駄になってしまいました。
カラーを新規に製作して入れてみたところ・
加工後、熱い内に入れてしまった為、焼き嵌めみたいになり抜けなくなりました。
まあ、予定通りなんですけど・
これにて一連の加工は終了~交換部品、不要となった部品
今年は年始早々忙しいです。作業途中で面倒な加工を押し付けられたり・
ネジ山が吹っ飛んだ軸の修理
飛んだネジ山部分には溶接肉盛り加工後M40ピッチが1.5mmの逆ねじを切りました。
お次は・
ターニングの主軸モーターベアリング交換なんですがギヤボックス側の良否判定と弊社への運搬の為現地へ
オイルフロータイプのターニングだったので電源投入でテーブル浮上の確認と旋回の重さの確認。
他にもラジアルボール盤のコラム喰い付きの解除など・・・。
凄い勢いで修理件数が増えているような・・・┐(´д`)┌ヤレヤレ
2023年1月14日現在の機械修理、機械移設、装置製作の依頼完了総数4414件