主軸を回転させるとゴトゴトと大きな音が出ています。
音の周期からして第一軸のようです。
軸とプーリーの嵌め合いから錆び粉が出ているのでこの部分のようです。
シュパンリングのようなテーパー食らい込みの構造になっており、ボルトもしっかり締め付けられていましたが、効いていませんでした。
抜いて裏側を見てみると
食らい込ませるテーパーカラーがえらくゴツイ!
かなりのトルクで締め付けないとこれでは喰い付きが悪いでしょうね~
とりあえず軸痩せは溶接修理したとしてプーリーをどうしようか・・・。
メーカーに問い合わせると在庫は無いので注文後に製作とのこと
それでは納期に時間が掛かり過ぎるので自社にて対策品を製作する事にしました。
先ずは図面
角度が2度のテーパーカラーとしてM12のボルト4本で食らい込ますように
軸痩せがありますが多少の軸痩せにも対応できる形状で製作します。
テーパーカラーの材質はS45cとして3分割で抜き取り用のタップも切って
今回の構造はナイショです。
ボルトを締め付けていくとグイグイとカシまってガッチリ固定できました。
途中経過なしですが完成~
ギヤボックスの分解、軸の修理を省く事ができたので安く早くできました。
2024年6月20日現在の機械修理、機械移設、装置製作の依頼完了総数5160件