古いギヤードモーターを現在のタイプへ置き換える工事です。
アイアンワーカーのターレットを回すモーターなのでコレが機能しないとターレットが回転せず工具交換ができません。
減速機を分解すると、ギヤが割れていました。
モーターがロックし過負荷となりサーマルトリップの原因に
ギヤを交換しようかと歯数を数えたら71歯・・・割り切れない歯数のギヤは既製品にはありません。
同じギヤが二枚入っているタイプなので一枚抜いても機能はしますが、お客様の要望もあり現代のギヤードモーターへ置き換える改造をする事になりましたが・
現在販売されている同じ減速比のギヤードモーターは取付ピッチ、スピンドル高さ、スピンドル径が各減速機メーカー、同じメーカーどれも全く違います。
色々と探した結果、変換のベースプレート製作で何とかイケそうなギヤードモーターを1つだけ見つけました。
機械の特性上スピンドルの高さが重要なので選択肢はコレしかありません。
図面で見てもギリギリ・・・というか機械本体への取り付けボルトと僅かにですが接触してしまうようです。
実際のギヤードモーターが入荷したのでベースプレートを加工します。
ちょっと穴が破れてしまっていますが機械本体へ取り付ける為には、こうするしかありませんでした。
ギヤードモーターを取付けた状態でフライス盤にてモーターごとザグリ加工
ギリギリ具合が功を奏してギヤードモーターがしっかり固定できます。
0.?mmほどモーターの取り付けベース側面を削ってボルトが通るようにしてますが・
スピンドル径と長さも違うのでコレまた変換のカラーを製作して打ち込み
やっと完成しました。
後は現地工事です。
2025年4月10日現在の機械修理、機械移設、装置製作の依頼完了総数5750件