修理が次々と入りブログ更新できない状況でしたが、ちょっと時間ができたので・
と言っても明日から泊まり込みで尾道市での作業ですが・・・。
先ずは半NC旋盤
加工精度が出ない。
X軸のボールネジが錆びてガタガタになっていました。
切削水を使うのでどうしても錆びてしまうようです。
サドルが外れないな~って思っていたらグリスニップルの部分が位置決めピンになっていました。┐(´д`)┌ヤレヤレ
交換完了したので次。
油圧プレスの修理
ピストンロッドを伝ってかなりの油漏れ状態です。
ストローク調整のネジが内部に組み込まれており、かなり厄介な作業でした。
シリンダーの上に付くナットを締め過ぎるとリリーフ弁が開き加圧しなくなる・
なかなか気が付かず無駄に時間が掛かってしまった・・・。
リークテストしてOKになったので現場へ持ち込んで組付け
では次・
NC旋盤で刃物台をブツケてしまいターレットがズレてしまった・との事
僅かのようですが一応ターレットを外し裏のカービックの位置決めピンにマーキングを入れて抜きとり
位置決めのテーパーピンには特に損傷とかは見受けられませんでしたが、抜く時に揺るかったのでカービックが動いている可能性があります。
一応テーパーピンを90度回して打ち込み直しカービックの位置修正
主軸に対して刃物台の直角度を修正し(これはかなり狂っていました)ドリルホルダーを利用して残りの微調整したら完成。
では、次。
汎用旋盤で送りが入らない症状
衝突させたのでしょう・・・変速のシャフトが捻れてシフターが全く動きません。
ギヤの歯も一枚飛んでます。
メーカーは存在しないのでシャフトを新規に製作して交換。
ギヤは溶接肉盛りして歯当たり調整して組付け
では、次。
横中ぐり盤でツールチェンジの途中で停止してしまう症状
ATCアームが主軸に付いているツールを掴みに動いた場所で止まってしまいます。
色々と調べていくと、停止した時に油圧が低下し主軸ヘッドからの油が泡立っていました。
ヘッド内部で配管が裂けてるのか?
見えないので携帯カメラ利用して内部撮影
ありました~息子が見つけましたんですが・
配管が抜けています。
主軸ロックを掛けると凄い勢いで油が噴出します。
差し込み直して締め付けましたが、直ぐに抜けてしまいます。
ナットを外して確認すると、スリーブが反対向きに付けられていてカシメられていませんでした。
コレって・・・新品の時からでは?
向きを直して試運転
大丈夫なようです。
では次。
次の工事で使う吊り具の製作
板厚は60mm
息子に切らせてみました。
大きなフロアボーリングの解体で使います。
移設とかではなく解体スクラップなので荒い作業用の吊り具
シャックルは3.2t用
合計4個製作
移設とかなら丸棒を差し込んで・ですが、傷つきを気にしない作業ならコレで引っ掛けて吊り上げる方が断然早い。
2025年5月27日現在の機械修理、機械移設、装置製作の依頼完了総数5810件